皆さん、パスタを食べるときにスプーンの上でフォークをクルクルと回してパスタを絡め、口に運んでいませんか?
日本ではよく見る光景ですね。
よく女性がパスタを食べるときにやっていますよね。
実はあれ、立派なマナー違反ですよ。
海外ではあんな食べ方はしません。
アレをするのは、フォークがまだ上手に使えないお子ちゃまがやります。
最近もテレビドラマを見ていてそのドラマ中で、ある女優さんがパスタをスプーンの上でフォークを使ってクルクルとやっていたので、「まだこんな食べ方する人がいるのか..」と驚いたばかりです。
上手にパスタを食べるコツは、フォークに一本のパスタを(途中で切らずに)しっかりと巻きつける事です。
日本人がパスタを食べた後に皿に途中で切れた短いパスタが残る事が多いです。
それは、日本人が麺を食べるときに途中で噛み切る癖があるからです。
考えてみて下さい。
あなたがラーメンやうどん、そば等を食べるとき、無意識に噛み切ってませんか?
食べ終わる頃には、短い麺が器の底に残っているでしょう。それがパスタを食べるときでも起こっているのです。
皿にパスタを残さずに食べきるには、一本のパスタを切らずにフォークに巻きつけて口に入れなければなりません。
これが綺麗に食べるコツです。
気になるフォークの使い方
もう一つ。
フォークの背にご飯を乗せて食べる人。
これには理由があって、イギリス式の使い方だと言うことです。
イギリス式では、手に取ったフォークは背を上に向ける事が決まりで、それを持ち替えたり、ひっくり返したりという事はご法度とされています。
この作法が定着しているのです。
そして、料理に出てくる付け合わせの豆類を、フォークの背にナイフで潰して乗せて食べるのですが、それが日本ではご飯に応用されたという流れのようです。
もちろん、海外ではご飯が出る事はないので(殆どパンが出る)日本独特な食べ方とも言えるでしょう。
因みに、イタリアやフランス式では自由に持ち替えたり出来ます。
みんな料理はイタリアンやフレンチレストランに行くのに、作法だけイギリス式なんて…どーゆー事?笑
私個人的な見解としては、わざわざフォークの背にご飯を乗せるなんて、アクロバティックな食べ方をしなくても良いような気がしますよ。